WFって、なに?

WFって、なに?


●歩いて楽しむミニサッカー

ウォーキングフットボール(WF)は「歩いて楽しむミニサッカー」です。2011年7月にイングランドで行われた55歳以上を対象とした“健康のためのサッカー”が原点。

日本でも2013年ごろに初めてプレーされ、誰でも参加できて、笑い合えるスポーツとして日本全国に広がりを見せています。


●走らない・ぶつからない・取らない

全員が走らないでプレーします。また相手にぶつかること、相手のボールを取りにいくことも禁止されています。

だから初心者でも慌てずに落ち着いてプレーできます。ボールを「蹴る」「とめる」ことだけ覚えれば、どなたでもプレーできます。

大切にしているのはケガをしない、させないで、みんなで楽しむこと。そんな「思いやり」が溢れるスポーツです。



障がいの有無、性別、年齢を超えた広がり

ウォーキングフットボールは、障害の有無、年齢、性別などをとわず参加でき、楽しめるスポーツです。視力、聴力、肢体不自由、下肢切断などをかかえる仲間たちと健常者が一緒にプレーを楽しむイベントも行われています。

人々の多様なあり方を認めあえる社会の実現にむけて、大きく貢献できるスポーツだと確信しています。



●楽しむための、3つのコンセプト

スマイル(笑顔)、フレンドリー(なかよく)、リスペクト(お互いを認め合う)をコンセプトに、ゲームを楽しみます。

「失敗しても楽しい、笑っちゃう!」これは初めてボール蹴った60代の女性の言葉です。勝ち負けではなく、笑顔で和気あいあいと、フェアにプレーすることが大切です。



●心がつながる、仲間がひろがる

ウォーキングフットボールは、コミュニケーションも大切にしています。ゲームではお互いの名前やニックネームを呼び合ってパスをあげたりもらったり。プレーを通していつのまにか心と心がつながり、絆がうまれます。

見事ゴールが決まったらチーム全員でハイタッチ。さらにチームでオリジナルのゴールパフォーマンスを決めておくとなど、楽しみ方はいろいろです。



●健康面での社会貢献

ウォーキングフットボールは有酸素運動としての効果が期待されます。また、ボールを追って全方向へ考えながら動くことで、さまざまな部位の筋肉を活性化し、頭も使います。

フレイル予防や認知症予防にも効果があるとの研究結果も発表されています。

現代人、特に若い世代の運動不足が問題になっています。運動習慣は、肉体的にも精神的にも健全に生きる土台となります。ウォーキングフットボールを通して「運動は楽しい」という経験があれば、スポーツに対するハードルが下がると私たちは考えています。

生涯スポーツの入り口として、ウォーキングフットボールは社会貢献できる大きな可能性があると思います。